我が家が渡仏してすぐの頃、フランス人学生にベビーシッターに来てもらっていました

ベビーシッター

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

我が家が渡仏してきた当初、毎週水曜日は学校がお休みでした。幼稚園も小学校もです。1日ずっと子供と二人で過ごすのも大変なので、フランス人学生にベビーシッターに来てもらおうと思いつきました。私も買い物に出かけられるし、子供はフランス語に慣れる時間にもなりますから、一石二鳥になるはずです。

 

我が家のベビーシッター

知人の紹介

 

日本語を教えている知人に、「日本人家庭の幼稚園年長の女の子のベビーシッターに興味のある学生さん」がいれば紹介してほしい、という話をしました。親切にも快諾していただき、二人が興味を示していると連絡をもらいました。そのうちの一人が水曜日の午前中空いているということだったので、連絡をとりました。

 

とりあえずうちに来てもらう

 

同じ市内に住む彼女。連絡をすると、うちまで会いに来てくれるとのことだったので、水曜日の午前中に早速来てもらいました。

 

大学一年生で、美術史を専攻しているとのこと。日本のアニメの影響で、日本に興味を持ったとか。素朴で、とても礼儀正しくて、子供にも優しい感じがすぐに気に入り、毎週水曜日の午前中に2時間来てもらうことにしました。

 

「うちの子のベビーシッターを1時間いくらでやっていただけますか?」相場がわからないので、ズバリ聞いてみると、「お母さんが、5ユーロくらいでやったらいいんじゃないか、と言っています。」とのこと。1時間5ユーロ!?安すぎやしませんか?

 

日本人家庭がフランス人学生を安い賃金でこき使っている!の図式が頭をよぎりました。心配だし、失礼があってはいけないと思ったので、紹介してくれた方には、うちに来てもらうことが決まったことに対するお礼と報告とともに、「本人が5ユーロでいいと言っているのでそうしましたが、そんなに安い金額で来てもらって大丈夫でしょうか?」と相談しました。

 

先方からは、「本人がそれで良いというなら、まずは5ユーロでよいのではないでしょうか。それで、よくやってくれているなと思えば、徐々に金額を上げていけばいいのではないでしょうか。」と返事をいただきました。そういうものなのか。渡仏間もない日日家庭でよくわからないことだらけですから、その意見に従うことにしました。

 

思い出いろいろ

 

水曜日の午前中、2時間のベビーシッターが終了するとちょうどお昼時です。どうせ二人分作るなら、三人分でも手間は変わらないので、ほぼ毎回「食べていく?」と聞いては、午後予定がない時にはうちでお昼ごはんを食べてもらいました。

 

毎回、チャーハンと味噌汁くらいの簡単なものです。海藻が入っていても大丈夫。お箸も大丈夫。どんこで味噌汁の出汁をとった時は、特に、とても美味しいと言っていました。我が家でのベビーシッターの後、すぐに友達とプールに出かけるから一緒に食べる時間がない、という時には、おむすびを作って持って行ってもらったりしました。

 

彼女の誕生日には、日本食で食べてみたいものを作ってあげる!、と提案しました。オムライスを食べてみたいとのこと。以前、何かのアニメで登場人物がオムライスをかき込んで食べるシーンを見たことがあり、どういう食べ物だろうか?と思ったそうです。普段オムライスなんて作りませんけれど、この時ばかりは頑張って作りました。卵がふわっとできて自分でもよい出来栄えでした。

 

おもちゃが壊れて子供が泣いた時には、その一部を手作りで作ってくれたり、5月1日にはすずらんをプレゼントしてくれたり、その気遣いが嬉しかったです。

 

彼女は簡単な日本語がわかります。ある時、私が買い物から帰ってくると、うちの子が「本読んで〜!」と言ったらしく、彼女が子供の本を音読していたり(!)、うちの子から、『お母さんの私のパソコンに「アンパンマン」と入力して、動画を出して!』とおねだりされていて困惑していた(!)、ということがありました。

 

3ヶ月でお別れ

 

そんな楽しい水曜日は3ヶ月で終了になりました。大学が夏休みになり、彼女は夏休み明けから別の地方の大学に移ることになったからです。「美術史は興味深いけれど、仕事にはならない」ということで、他に興味のある分野に転向しました。フランスの大学は、入学後に転学部ができるそうです。試験がありますが。

 

まとめ

 

彼女の両親が市内に住んでいるので、里帰りしているときには、今でもうちに遊びに来てくれます。いつも礼儀正しくて子供に優しい。フランスの真面目な大学生との交流は、ただ単に、子供を見てもらっている間に買い物に行けるとか、フランス語の勉強にもなる、ということ以外にも子供にとってもよい影響を与えていると思います。我が家は、たまたま良いお嬢さんに巡り合ってラッキーでした。

 

▼その後、彼女の友達が家庭教師として我が家に2年間来てくれました。

家庭教師

子供にフランス語の家庭教師をつけることについて、時期とその効果

2017年7月6日

 

A bientôt!

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。