美食の国じゃなかったの?と思はずにはいられないフランスのスーパーの味

フランスのスーパー

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

日本では普通にスーパーで買い物したり、生協の宅配を頼んだりしていました。フランスにはそんな便利な宅配はありませんから、フランスに来た当初は普通にスーパに買い物に行きました。

 

でも、何度か通ううちに、みんな何を食べているんだろう?って不思議になりました。フランスって、美食の国なんて言われているので、毎日美味しいものを食べていて舌が肥えているひとが多いと思っていたのです。だから、スーパーにもそれなりのものが売っているのでは?と思い込んでいました。

 

そして、うちの子が幼稚園のときの遠足で訪れた農園の悪い環境から、より安全なものを求める気持ちも芽生えました。

フランスの幼稚園年少さんの遠足は、となり町の牧場でした

2016年12月1日

 

スーパーには何が売っているの? 

 

結論から言うと、安かろう良かろうのものばかりです。

 

生活雑貨や飲料水、乳製品はよしとしましょう。その他、大量の安い冷凍食品や缶詰、水に大量の砂糖を溶かして色をつけただけのジュースなどが大量に出回っています。缶詰の量なんて圧巻です。

 

スーパーの野菜は鮮度が低く、大根なんかシナッシナです。スーパーのお肉は商品が少なく、なんだか色が悪い。買う気も食べる気も失せます。冷凍食品や缶詰も試してみましたが、不味くて食べられたものではありませんでした。冷凍食品は油が悪く、缶詰はやたらと塩っぱい。そして、レンジでチンすれば食べられるような惣菜系はひどく不味くて、家畜の餌か?というレベルでした。出来合いのラビオリなんかもそうです。

 

フランスでは共働きが多くて、朝も夜も手間暇かけて作る時間なんてないので、きっとチーズやパン以外にはスーパーの冷凍食品や缶詰を食べて生活しているひとが結構いるのだと思います

 

物件探しをするとよくわかるのですが、フランスのアパートは、基本的にキッチンは独立型です。そして、そのキッチンの中に小さな椅子とテーブルを置いて、普段の食事はそこでパパッと済ませます。ですから、毎日の食事に手間暇をかけているとは思えません。

 

そして、常食と思われるチーズやパンでさえ、スーパーには良い加減なものが売っています。特に、パン。フランスはパンの国という先入観がありますが、スーパーのパンコーナーには賞味期限のやたらと長いパンが大量に売ってあります。これがまた美味しくない。

 

また、パン屋のバゲットでさえ、パン屋を選ばないとちゃんとしたバゲットを買えません。スーパーの中のパン屋や街中のこだわりのないパン屋は、出来合いのタネを焼いただけの味わいも何もないパンを売っています。

 

そして最後にチーズ。後述しますが、チーズ専門店とスーパーのチーズコーナーで売っているチーズは全く品揃えが違います。同じ名称のチーズでも、農家製と工場製では値段も味も違います。チーズ専門店の味に慣れると、スーパーのチーズは食べられなくなります。

 

ではスーパーのビオコーナーは?

 

私がまだ日本にいる頃、「少し値段は高いけど、フランスには日本で言うところの有機野菜みたいなビオbioという商品がある。それ専門のお店もある。」と聞いていました。

ビオ

実際に、フランスでスーパーに行くと、ビオbio商品がいっぱいあって驚きました。カルフールやカジノなどの、安かろう良かろう系の大衆的スーパーマーケットにもビオコーナーがあって、ビオ商品がたくさん並んでいます。ビオでない商品よりも少しだけ高い値段設定です。つまり、低価格。

 

でも、安かろう良かろう系のスーパーに置いてある低価格のビオなんて信用出来るのか?きっと、原料の一部だけがビオだからという理由だけでビオと名乗っているのもあるんじゃないの!?フランスのことだし、なんて思うと、スーパーの安すぎるビオも信用できません

 

我が家では、スーパーで買い物するときに、ビオでない普通の商品とどちらを買おうか迷うと、ついついビオの方を買ってしまうという点で利用しています。

 

では、ビオ専門店 マガザンビオは?

 

一方、naturalia や l’eau vive のような、ビオ商品しか取り扱っていないお店(マガザンビオ)もあります。こちらの商品は、普通のスーパーマーケットのビオコーナーに置いてある商品は取り扱っていません。全く品揃えが違って、値段も結構高いです。同じ品目を比べてみると、ざっくりな感触では、普通のスーパーマーケットのビオでない商品の1,5〜3倍はする感覚です。

生鮮食品は取り扱いが少ないです。鮮度もイマイチのことがあります。我が家では主に、お茶とかパスタ、トマト缶やビン詰スープなど、生鮮食品以外のものを購入するのに利用しています。

 

では、ビオマルシェ marché biologiqueは?

 

そしてもう一つ、フランスには、ビオマルシェ marché biologiqueもあります。決まった曜日の決まった場所に、農家がお店をだすので、作り手から直接ビオ商品を買うことができます。鮮度はピカイチです!こちらは野菜や乳製品や肉や果物などの農作物が中心です。農家から直接買うから、中間マージンがかからない分安く買い物ができるか?というと、決して安くはないです。ざっくりな感覚だと、日本で有機野菜を買うくらいの感覚です。

 

結局、ビオマルシェが一番

 

日常の買い物で上記3種類のお店を利用しますが、我が家ではビオマルシェが中心となりました。生鮮食品はビオマルシェがダントツに良いです。値段も良いけど、味も良い。

 

農家の人の直接の収入になるのだから、商品に見合った対価を払いたいという点で、多少高くても惜しくありません。

 

お肉なんかは、明らかにスーパーの肉と味が違います。野菜も採れたてで新鮮なので、ビオマルシェの野菜を見慣れると、普通のスーパーマーケットの野菜が全部古く見えます。

 

そして、普通のスーパーマーケットでは買い物をしたくなくなってきて(特に生鮮食品)、うちで食べるものはビオマルシェで買うものが中心となってきました。

 

しかし、難点は、うちの近くでは週一回しか市が立たないこと。この日に用事があっていけないと、普通のスーパーマーケットで買ったり、少し遠いけれど評判の良いお肉屋さんまで足を運んだりします。

 

その他、肉屋・チーズ屋・ワイン屋などの専門店

 

ビオマルシェで買い物しそびれた時は、肉専門店に行くこともあります。チーズはチーズ屋で、ワインもワイン屋で。だって、全然味が違いますから。スーパーのものが美味しくなさすぎるのです。パンも徒歩圏内の気に入ったパン屋まで買いに行きます。

 

では、日本でフランスのブランドと思われている高級ブランドは?

 

例えば、フランスの星付きレストラン御用達のRougiéのフォアグラや、ヴァローナのチョコレートなんてものは、普通のスーパーには売っていません。普通に生活していて見かけたことがありません。あるとすれば、ラファイエットの食品売り場か空港の免税店でしょう。日本では高島屋で買えたと思いますが。

 

 

 

まとめ

 

フランスできちんと安全で美味しい食生活を送ろうとすると、買い物から調理まで時間がかかります。マルシェを回ったり、専門店に買い出しに行ったり。肉も塊で買いますから、自宅で解体する手間があります。そこまでしてようやく、日本人が想像するフランスでの食事に近いものになるのではないかと思います。

 

しかし、共働きが多い社会なので、そこまでやっている家庭は少ないでしょう。特に働き盛りの若い世帯はそうです。週末に、料理上手なおばあちゃんの家に集まって、おばあちゃんの美味しい手料理を食べるときが、美味しい手作りのものを食べる機会なのかなと思います。

 

我が家でも、なるべく安全できちんと美味しものを食べたい。予定が詰まって忙しいとき、風邪ひいて体調が悪いときなどを除いて、なるべくビオマルシェと各種専門店を利用するように心がけています。

A bientôt!

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。