ミラノのスカラ座でロバート・カーセン演出『ドン・ジョヴァンニ』をボックス最前列で鑑賞 スカラ座のお客さんは盛装でキメッキメにキメている!

スカラ座

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

サンタマリア教会教会で『最後の晩餐』を鑑賞した日の夜は、スカラ座にオペラを見に行きました。ロバート・カーセン演出の『ドン・ジョヴァンニ』です。2017年5月6日から6月6日までの全10回の公演です。ちょうど今晩が最終回です。私たちが行ったのは、9回目の公演である6月3日の夜。

ドンジョヴァンニ

 

もちろん、事前にスカラ座の公式ホームページからチケットを三人分予約してから行きました。

 

1階バルコニー席の舞台に近い方から2番目ボックス席の最前列を公式ホームページから予約

 

ボックス席ってどうなっているの?

予約した席は、舞台に向かって左側の1階ボックス席の2列目。この1つのボックスに基本4席あります。つまり、前2席、後2席の合計4席ということです。私たちは、前2枚と、後ろの左側(舞台に近い方)を予約しました。

 

私物が置いてある席が1階バルコニー席2列目前の席。後ろの席はすこし高めの椅子が置かれています。このボックスだけは、1列目と2列目が同じボックスに入ります。つまり、1つのボックス内に定員8人というわけです。というわけで、他のボックス席よりもゆったりした空間になっています。昔は、貴族が飲んだり食べたりしながら鑑賞したのだろうなと感じました。

ボックス席

Palco I ord. Sin., Row: 2, Seat: 1  230ユーロ+46ユーロの前売り料金
Palco I ord. Sin., Row: 2, Seat: 2  230ユーロ+46ユーロの前売り料金
Palco I ord. Sin., Row: 2, Seat: 4  111.60ユーロ

 

ボックス席の各ボックスの前の席は、平土間と同じく最高価格帯です。しかし、後ろの左側の席は、柱が邪魔になって舞台が見えませんから、より安い価格になっています(実際は、椅子を動かしたり、ラッキーなことがあれば十分見られますよ)。後ろの右側の席は前の人が邪魔になるけれど舞台が見えるので、左側よりはすこし高い価格になっています。

 

平土間ではなくボックス席にしたわけ

 

特別オペラファンというわけではないのですが、たまに見に行く時には良い席で堪能したいので、こういう時には躊躇なく良い席を予約します。ゆっくり堪能するには平土間の前の方の席がベストと思います。

 

しかし、旅行先で盛装はしたくない(そもそも持ってないし)、子連れなのですこし気楽に見たい、ということで、バルコニー席を選びました。それに、舞台近くのバルコニー席だと、オーケストラのすぐ脇ですから、指揮者やオーケストラの様子もよく見えるはずです。子供には「オペラはオーケストラと劇を合わせて見せる総合芸術」ということがよく伝わるかな、と思いました。

 

そして、夜8時から約3時間半に渡る公演なので、「どうせ子供は途中で寝るだろう。寝たら後ろの席に移動させて寝かせておこう。」と思い、子供の席は、後ろの左側の安い席を取ったのでした。これが、とっても嬉しい誤算だったのですが。。。

 

まずは、スカラ座近くのお店でアペリティーボを楽しむ予定でしたが…

 

みんな考えることは一緒

夜8時からの公演の前に腹ごしらえをしなくてはなりません。スカラ座近くのお店でアペリティーボを楽しむ予定だったのですが、スカラ座周辺に着いたのが7時過ぎ。どこのお店ももう人がいっぱいで入れませんでした。

 

仕方がないので、スカラ座前のベンチに座って、近くの寿司屋で買った寿司をパパッと食べて終了。すでに、入場を待つ長い列ができています。驚いたのは、着飾った老若男女の多いこと。パリのオペラ座ではここまで盛装率は高くなかったです。恐るべきイタリア。

 

「何かの舞踏会ですか!?」というほどの着飾りっぷりのご婦人や、羽の付いた衣装!?のようなドレスを着たご婦人も。これだけ盛装した人が多く、スカラ座の脇はブランド店が固めていて雰囲気もよいので、盛装が似合うし、そういうおしゃれを楽しむ器のある街ということなのかな、と感じました。

 

印刷したチケットを入り口で見せて、いざスカラ座の中へ

 

ずいぶんあっさりした外観のオペラ座。さらに輪をかけてあっさりした木の扉の入り口でチケットを見せて中へ入りました。

 

案内係maschera

 

左側のバルコニー席1階に続くエリアに入ると、案内係が席まで案内してくれます。席に席番号が書いていないので、案内係に案内してもらうしかありません。この案内係、mascheraは、黒っぽい衣装に鎖のような首掛けをかけていて、あまりニコリとはせず、威厳のある雰囲気を漂わせています。それがまた、特別な場所に来たという気分を盛り上げるのに一役買っているのでしょう。恐るべきイタリア。

 

おそらく、各階に1人ずつ配置されていて、席に案内したのと同時にどこのボックスにどのお客さんが入っているのか把握している様子です。開演と同時に、案内係がボックスに鍵をかけます。

 

ボックス席の手すりはフワフワ 肘をついて見るのにぴったり

 

ボックスに案内されて入ってみると、1列目のお客さん3名と、2列目の後ろ右側のお客さんがすでに到着済み。軽く挨拶してから、自分の席に着席しました。とりあえず、最初は子供と私が前方の席、シェリーが後ろの席です。

 

下の写真、柱の左側の4席が1列目、柱の右側が2列目です。1列目と2列目、各前後2席づつの合計8席は、同じボックス内です。椅子は普通の椅子なので好きな位置に動かせます。

ボックス席

ボックス席内部や椅子には赤い布が張り巡らされています。もちろん装飾のためでもあり、ボックス内の話し声を吸収する役目もあるのかもしれません。

 

そして、ボックス席の手すりも赤い布貼り。そして、クッションが入っていてフワフワしています。肘をついてリラックスして観劇するのにぴったりです。子供も肘をついてリラックスして座っていることができます。

 

照明が落とされ、オーケストラ団員が着席し、指揮者が入ってきて、いよいよ開演時間となりました。

 

A bientôt!

ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。