【海外移住とうつ】その16 うつ状態突入! とうとう「これはまずい!」と思う瞬間がやってきた

Bonjour à tous! 渋柿です。

前記事 【海外移住とうつ】その15 うつ状態突入! 息のできる透明な袋をいつも頭にかぶっている感じ からのつづきです。

息のできる透明な袋を頭からかぶっているような状態が続いていた、冬のある夕方のこと。どうにかこうにか生活はしていましたが、この日は違うことがおこりました。

うつ状態に陥ってからというもの、子供が家にいるとイライラが募るので、子供が帰宅してから息抜きのために近所のスーパーに歩いて買い物にでるようになりました。その日も、夕方買い物にでました。夕方とはいえ、冬だったので真っ暗のなか歩いていると、急に全身の力が抜けてくるのを感じました

この、力が抜ける感じ、身に覚えがありました。日本でサラリーマンをしていた時に、職場で陰湿ないじめまがいのことをされて自分の仕事の足を引っ張られている状態が1年くらいつづいた時にうつ状態になり、とうとうある日パニックを起こして休職したことがあるのですが、その時の身体状況にそっくりでした。

あの時も、会社のデスクで全身の力が抜けて、涙が溢れて手が震えて仕事にならなくなり、その時初めて大酒飲みで小太りなダメ上司に訴えて帰宅し、一人暮らしだった私は実家の親に迎えに来てもらって自殺防止のために実家で療養することにしたのでした。

あ、これは危機的状況だ!と思いました。這う這うの体で家に帰って、その夜はどう過ごしたのか覚えていませんが、その後、夫に訴えました。男の人って本当に鈍感です、妻が危機的状況になるまで、うちの妻はなんか不機嫌だけど大丈夫と思っているのですから。

私に対しては、うつ病の病人に接するようにと強要しました。ビジネスパーソンが使うような言葉を変えるようにいいました。そして、理論的な話し合いには応じない、そういうのは仕事でするように、家では私のルールに従うようにと言いました。要するに、家でまでストレスを与えてくれるな、ということです。海外移住自体ストレスだし、子供もストレスだし、夫もストレスなので。

それからは、本を読んで勉強もしたようで、私に対する接した方を変えてきました。この本を読んでよかったよ、と勧められました↓

でも、こんな堅い本、頭から透明の袋をかぶっている時には読んでいられないんですよね。本当に鈍感。

この頃は、昼間まで起きられない日が続き、起きられなくて恐ろしい考えに囚われてしまって、涙にくれながら夫に電話をして職場から帰ってきてもらった日もありました。

スカイプでカウンセリングを受けたこともありました。もちろん有料で。

子供の送迎もできなくなり、どうやって過ごしていたのか。ほとんど夫に代わってもらってたかな。そうこうしている間に春が来て、あっという間に夏休みが来て、日本に一時帰国している間に少し良くなり、9月の新学期を迎えたのでした。

日本に一時帰国している間に、うつ病に関する本を読みました。こういう軽い本がいいのですよ↓。環境の変化が引き金になりうること、天気や気圧の変化で体調が悪化すること、寛解せずとも病気と上手に付き合いながら生活している人がいることを知りました。読んでみて、自分の状況を受け入れ、客観視できるようになりました。

つづく。

A bientôt!

 

この記事を書いた人

日本人一家でフランスに教育移住して10年近く。9月から念願の学生に。子供はコンセルヴァトワールで音楽をやりながらクワトロリンガルを目指す中学生。

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