フランスのお気楽高校生の夏休みの過ごし方。お金をかけずに楽しむ気概はこうやって育まれるのか!

 

Bonjour à tous! 渋柿です。

 

うちのシェリーの同僚のお子さんは、現在高校2年生。一昨日、高校2年生の時に受験するフランス語のバカロレアが終わって、そのまま夏休みに突入。昨日は友達とパーティーに出かけたそうです。

 

そして、今日から、友達と山の中でキャンプをしに行くそうです。1、2週間山の中で過ごして、それからコートダジュールにある友達のおじいさん家で過ごし、それからコートダジュールにある自分のおじいさん家で過ごします。8月に自分の家に戻ったらすぐに、今度は両親と一緒に大西洋側の避暑地にバカンスに出かけて、それから、中央山塊付近の親戚の家で過ごして、再びコートダジュールのおじいさん家で過ごし、9月の新学期直前に家に戻ってくるそうです。

 

お金をかけずバカンスを楽しむフランスの高校生

 

どうですか!この2ヶ月まるまる遊びっぱなしの高校生のバカンス。日本の高校生とは対照的です。

 

しかも、ほとんどお金がかかっていません。友達のおじいさん家と自分の親戚の家と山の中のキャンプ。両親と行く大西洋側の避暑地バカンスが唯一、いかにもバカンスっぽく宿泊等のお金がかかりますね。友達や親戚の資産を最大限活用し、お金をかけずに楽しむ。こういう、お金を使わずに楽しむという気概はこのように綿々と育まれるのかあ、と感嘆いたしました。

 

高校2年生の夏をこのように過ごし、9月に3年生となり、翌年の6月にはバカロレアの本番を迎えます。そして、バカロレアが終わったらまた長い夏休みに突入。つまり、フランスの高校生は、3度ある夏休みを3回ともこんな感じで暮らすことができるということです。

 

だから、日々の細かい出費にまで気を配る気質が生まれるのでしょうね。無駄な金なんてビタ一文出したくない!だって、ビタ一文出さなくても人生楽しむ手段があるのだから、ビタ一文だして無駄するなんて馬鹿げている!って思うのは当然です。うーん、合理的

ケチ

フランスで生活していると、ケチになるよね

2017年4月23日

 

でも親のバカンスに同行中は楽しくないのかもしれない

たまに、観光地に出かけると、両親と一緒のバカンスに同行している中高生を見かけますが、嫌嫌ついて来た、って感じですごーくつまらなそうにしている子もいるんですよね 笑。

 

いかにも、「私は友達とバカンスを楽しみたいのに、両親のバカンスに付き合うなんてやってられないわ!でも、私お金ないし、親についていけばホテルに泊まれるしレストランで食事もできる特典があるからまあ付き合ってあげるか〜」って感じで、ふてくされた顔つきの子がいます 笑。

 

日本の高校生は大変だ 日本の親はこの現実をどう見るか

 

日本で高校2年生といえば、翌年の大学受験を控えて戦々恐々としている時期。夏休みは予備校の夏期講習や学校の補習、部活と忙しく過ごしていることでしょう。予備校に通うにもお金がかかり、休暇を取って出かけるにもお金がかかる。自分の高校時代を振り返っても、面白くもなんともない夏でした。

 

そして、受験戦争を勝ち抜き、お金をかけて大学に通う割には勉強しないで卒業できる。そして、就職すればブラック労働が待っている。失敗すれば、「自己責任」と言い放たれてあっという間に路上に放り出される。

 

親たちは、自分の子供を将来路頭に迷わせないために、子供が生まれた時から戦々恐々としているのです。手を打てるところから打っていこう、つまり早いうちから勉強させよう、って。幼児教育が大流行りです。

 

その一方で、地球上のどこかには、夏休みの2ヶ月まるまるお金をかけずに遊び倒して、高校卒業資格さえ取れれば順当に大学に進学できる高校生もいる。そして、その大学はほぼ無料で、卒業するためにはちゃんと勉強する。めでたく就職できれば、定時退勤、有給完全消化のゆるく、バカンスを楽しむ余裕のある労働の日々が保証される。決して給料は高くないかもしれないし、重税に文句があるかもしれないが、国のセーフティーネットは二重三重に張り巡らされているから、失敗したところで滅多なことでは路上に放り出されることはない。

 

日本って本当に先進国なの?

日本の高校生やその保護者はこういった事実に想いを馳せたことがあるのだろうか。海外といえばアメリカの方ばかり向いていると気がつかず、教育はお金をかけた者勝ち、お金をかければどうにかなる、って発想になりやすいのかしら。うちの子供は、日本であればそろそろ進学塾に通う時期だから、日本で育っていたならばどうだったか?ということを最近よくかんがえます。

 

日本の子供は大学受験という最終戦を視野に入れて、中学受験のために小学生のうちから進学塾で鞭打たれながら受験勉強をする。貴重なお金を受験産業に献金し、子供の貴重な時間を長期間にわたってそこに大量につぎ込む。そこで身につけるのは受験を突破するための勉強にすぎない。大学の先生的には、入学してくる学生には大学で学問をするための学力とやる気があればそれで足りるというのが本音であるにもかかわらず。

 

そして、大学に入れば、やっと遊べるとばかりにバイトやサークルに精を出し、就職すればほぼブラック労働、そして失敗すればあっという間に路上に放り出される。それって、先進国としてどうなのだろう?そもそも、それって先進国って言えるのかな?人間的なのはどちらか?手放しでフランスの教育が素晴らしいと思っているわけではないですよ、もちろん。ユートピアなんて無いんです。

 

まとめ 話がそれちゃった

 

日本では、大事なお金と子供の貴重な時間を受験産業につぎ込んで何をしているんだろう?私だったら、子供をそんな本質的ではない競争に巻き込みたくないです。もう巻き込まれなくて済んでいますが。

 

世界には、こんなにお気楽な高校生もいるのです。だから、そんなにお金や貴重な子供の時間などの膨大なエネルギーをかけて頑張ることだけが子供時代の過ごし方ではないかもしれませんよ。その努力って、本質的なことに対する努力ではないのでは?日本の教育、受験戦争に疑問をもちながらも巻き込まれちゃっているのであれば、何か打開策を見つけるなりすればよいのではないでしょうか。

 

A bientôt!

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ABOUTこの記事をかいた人

渋柿

日日家庭の妻。フランスの公立小学校に通う子供の母であり夫は日本人。フランスに移住して5年。投資歴10年。音楽歴は30年以上。フランス語はアリアンスでC1クラスに入るレベル。国際結婚でも駐在奥様でもない独自の視点で、フランスから海外移住や学校生活など様々な話題を渋くお届けしています。